リヴァーフェニックスを知る
あぁ、綺麗だなぁ。
ここ最近、フォルダの中の保存したてのリヴァーの画像を見ては溜息ばかりついています。
人はいつか、必ず死にます。
ただ、若かったというだけ。
でも、あまりにもその終わりは早すぎた。
初めてリヴァーフェニックスという俳優を知ったのは、中学生の頃。ハリウッド俳優なんてちっとも興味がなく、毎日毎日、嵐の二宮君のことばかり考えていた私でした。
二宮くんが「青の炎」の出演時に蜷川監督から言われた一言。二宮くんに感謝ですね。今となっては、その一言のおかげでリヴァーを知れたのですから!
今は亡き蜷川監督は二宮くんを「日本のリヴァーフェニックス 」と称しました。
そしてそんな二宮くんはというと、「びっくりだよね、このTHE醤油顔の自分を掴まえてだよ?」(うろ覚え)、なんていかにも二宮くんらしい反応(笑)
当時の私は早速、「リヴァーフェニックス 」と、検索エンジンでサーチ。大好きなアイドルに似てるらしい聞いたこともないその人は、一体どんな顔をしているんだろう?
彼の名目はハリウッド俳優でした。
顔の印象と言えば、レオナルドディカプリオの若い頃よりカッコいい!!ぐらいのものでした。
あと、鼻が可愛いな〜、なんて思ったり。(笑)
まぁ普通に二宮くんに似てるとは思わないですよね、、。
wikiでもサラーっと調べて、びっくり。
もう亡くなってる人だ、、。
そして、なんと言ってもその死因がオーバードーズ。
まさに、向こうの人らしい。
若いのに馬鹿な人だなぁ。ドラッグに溺れるなんて。と、中学生の私にとって、彼の死因は何とも馬鹿らしく冷ややかな目でしか見ることができませんでした。
これを機にリヴァーに興味を持つわけでもなく、彼の作品に目を通すことなく、私のリヴァーフェニックス への興味はフェードアウトしました。
今思えば、造形云々の話ではなく、哀愁を感じる佇まいや、孤独で繊細な少年の役がピタリとハマる、そういう意味で二宮くんに似てるということだったのかな、と思います。
その似てる、という意味合いが当時の私にわかるはずもなく。
これがリヴァーとの出逢いでした。
今、リヴァーフェニックスを好きになれて良かったと思います。
あの頃のイメージのままでなく。
興味を持って、作品を観て、思考を知って。
きっと素敵な人だったんだな、と思います。
あの繊細さ、硝子みたいな脆さ、儚さはきっと演技だけじゃないのかな。
私もあと数年で彼と同い年になってしまう。
自分が産まれる前に亡くなった人と同い年になるなんて変な感じだなぁ、って思います。
生きてたら48歳の誕生日を迎えたばかり。
リヴァーと同じ時間を生きてみたかったものです。